こんにちは、アキです。
今回は色々あるアマゾンの手数料の中であまり意識されていない手数料の
「アマゾン長期在庫保管手数料の費用」について解説しています。
アマゾン長期在庫手数料は普段は発生する手数料ではないため
疎かにしがちですが、お金がかかってることは間違いないため、
FBAで販売する人は把握しておくと余計な出費を出さなくてすみます。
アマゾン長期在庫保管手数料とは
アマゾンの倉庫の商品を置いておく場合に発生する手数料は2つあります。
一つは在庫保管手数料
もう一つが長期在庫保管手数料です。
在庫手数料は結構知られているので、理解している方も多いですが、
長期在庫保管手数料は発生する商品としない商品があるのであまり気にしていない方も多いかもしれません。
僕も基本的に計算していません。
では、どのいった時に費用が発生するのかというと
アマゾンの長期保管手数料は180日以上Amazon倉庫に預けている商品のみに発生します。
なので、約半年間アマゾン倉庫に商品を保管しておいたらかかります。
アマゾンも売れない商品ばかりで倉庫を埋め尽くされては敵いませんので、
そのような商品が滞留するのを防ぐ為に在庫保管手数料とは
別にこのような手数料制度を設けているそうです。
180日以内に売り切れば手数料はかかりませんが、
ライバルが多くて売れない商品や需要が見込めない商品は
半年間売れないことも普通にありますので、販売した商品の気にかけておくほうがいいですね。
長期保管手数料の算出方法
長期在庫保管手数料は以下の計算式で算出できます。
(長期在庫保管手数料) =
(長期在庫保管手数料が課金された在庫数) x (商品の寸法(立方センチメートル)) x 87.4285円(180日) ÷ 1000
では、どのくらいの商品サイズでどのくらいの費用が発生するのかを計算してみましょう。
まずはこちらの商品。

この商品の寸法は、【23.01×8.79×6.4】です。

FBA計算機という拡張機能を使えば簡単に商品サイズを調べることができます。
この商品が10個在庫として長期在庫保管手数料が課せられた場合は、
上記の式に当てはめて計算しますと、
(長期在庫保管手数料が課金された在庫数) x (商品の寸法(立方センチメートル)) x 87.4285円(180日) ÷ 1000
10×(23.01×8.79×6.4)×87.4285÷1000=約1130円
この糖度計を半年間預けた場合、1130円の手数料が発生します。
この商品では半年間で1130円なのでそこまで気にする必要はないと思いますが、
では、こちらの商品も見てみましょう。
『折畳み浴槽 ビニール製 ダブルサイズ 大人用 65*70cm』

この商品の寸法は【76.00×34.01×10.01】です。

計算式に当てはめますと、
(長期在庫保管手数料が課金された在庫数) x (商品の寸法(立方センチメートル)) x 87.4285円(180日) ÷ 1000
10×(76.00×34.01×10.01)×87.4285÷1000=約22591円
10個対象となった場合は約22591円かかりますので、かなりの出費となりますね。
小型サイズならそこまで気にすることはありませんが、大型サイズの商品の場合は、
長期在庫保管手数料だけで、この金額くらいは普通にかかりますので注意してください。
まとめ
アマゾン長期在庫保管手数料は半年間毎に発生しますので、
あまり売れない商品などは気にしておく必要があります。
またOEMで大ロット仕入れを検討している場合は、
長期在庫手数料も視野に入れて仕入れを行うほうがいいです。
どのくらいのペースで何個売れるのかを把握しておくと余計な手数料もかかりませんので、
その辺も意識して仕入れを行なってみてくださいね。
FBAを利用した場合に発生する在庫手数料は、
長期在庫手数料の他に在庫手数料があります。
在庫手数料の費用などは以下の記事で解説していますので、
こちらも参考にしてください。
今回の内容は以上となります。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
記事の内容でご不明点、質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。